2016/10/29(土)
|
三重・志摩に「ひと粒の真珠の森」誕生(その1)
|
陽の光もだいぶ秋らしく柔らかくなった、2016年10月29日(土)。前日は雨模様でしたが、当日は晴れ間がのぞく気持ちの良いお天気となりました。 近鉄・鵜方駅に、NPOひと粒の真珠の本拠地である神戸、名古屋や神奈川、そして地元の伊勢、志摩から総勢12名が集合し、今回の植樹地である志摩市「創造の森 横山」へと向かいました。同地は2010年3月にも植樹を行い、今回で2回目となります。前回同様、ここで樹々や花々を育てておられる「阿児はなの会」のみなさまにお世話になりました。 前回植樹を行った桜を見に行くと、そのほとんどがしっかりと根付き、約5〜6mほどの高さとなり立派な姿に成長していました。毎年春にはたくさんの花をつけ、夏にはみずみずしい葉を繁らせ、秋には紅葉、落葉し、土壌を豊かにしてくれているようです。 今回も同じ桜ですが、異なる種類となる一重桜のエドヒガン30本、八重桜のフゲンゾウ10本とカンザン10本、計50本を植樹しました。遊歩道から少し山へ入った斜面は不安定なため、転ばないように体のバランスを保ちながらの作業となります。不慣れな姿勢で想像以上に体力を使うためか、1本の樹を植えるだけでも汗だくになります。全ての樹を植えるのに約1時間を要しました。「阿児はなの会」のみなさんが3日程前から、下草刈り、穴掘り、支柱の設置をご準備してくださったおかげで、私たち素人でもとてもスムースに樹を植えることができました。 「創造の森 横山」では、毎年3月最終日曜日と4月第1日曜日に「横山さくらまつり」が催されています。今回私たちが植樹した桜の樹々も、来年は花をつけてくれるようです。そこから徒歩で15分程歩いた場所にある横山展望台では、真珠養殖が行われている英虞湾を一望することができます。リアス式海岸の美しさは絶景です。ご都合のつく方はぜひ訪れてみてください。 公園内を巡りながら沿道に目を向けると、様々な樹の種がコロコロと地面に転がっている姿を目にしました。その楽し気な色や形を見て、触れ、それぞれ童心に帰りながら、自然豊かな環境であることが実感できました。この山のミネラル分が、英虞湾へと注ぎ込み、美しい真珠が育つための環境をつくることに、少しでも寄与できることを願いながら森を後にしました。
|
|
|
|