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2013/03/17(日)
長崎・対馬に「ひと粒の真珠の森」誕生(その2)
対馬での食事では、ヒオウギ貝・サザエ・イカ・ブリ・アナゴ・カマス・椎茸…とれたての海の幸・山の幸をいただきました。対馬にはこんなに特産品があるとは。島なので古くからの自然がそのまま残っているのでしょう、日本ミツバチの蜂蜜やツシマヤマネコがいるのも納得です。また、対馬藩主・宗家に関する歴史的な見どころも、島のあちこちで昔の姿のまま存在しています。
次は、船で真珠養殖場のある浅茅(あそう)湾の見学です。この湾は小さな島が多く深く入り組んで、波のない静かな海です。組合の方の苦労話や真珠への熱い想いを聞きながら、このおだやかで美しい湾が生み出す恩恵について、また真珠のような「ウミテラシ」の花咲く頃に思いをめぐらせました。
今回の植樹では、一般の方もご参加いただきありがとうございました。そして現地のみなさま、ご寄付いただいたみなさまに感謝申し上げます。


2012/07/01(日)
会報「ひと粒の真珠から」vol.9 発刊
表紙には、土の中で根っこが着実に広がっています。
神戸パールミュージアムでの啓蒙活動や、この活動に協力していただいている企業の素敵な取り組みを紹介します。


2011/07/01(金)
会報「ひと粒の真珠から」vol.8 発刊
表紙には花が咲き、次に咲くつぼみが控えています。
前年に三重県志摩市で植樹した桜が開花した様子や、兵庫運河真珠貝プロジェクトに携わる方のお話を紹介します。


2010/07/01(木)
会報「ひと粒の真珠から」vol.7 発刊
表紙には、可憐な花が咲きました。
今号では、三重県志摩市で行われた植樹レポートをお届けします。また、植樹現場の下流にある英虞湾の再生に携わる方のお話も紹介します。


2010/03/20(日)
三重に「ひと粒の真珠の森」誕生(その1)
3月20日は当日のお天気が不安でしたが、三重県志摩市で植樹を行いました。リアス式海岸で真珠養殖でも有名な英虞(あご)湾の上流、横山に桜の若木を植えました。この桜は「陽光」と呼ばれる山桜ですが、なんと寿命250〜300年という長寿桜! 今回は、ある程度成長した「若木」を植えましたが、2m以上あるので3人がかりでようやく1本。現地の真珠業界、ボランティア「はなの会」の方々のご協力もあり、またお天気もすっかり晴れ、春らしい陽気の中で57本を植えることができました。周辺の斜面も「はなの会」によってきちんと手入れされ、今後この桜も見守っていただけるそうです。現地でご協力いただきました方々、そして寄付していただいたみなさま、ありがとうございました。


2010/03/20(日)
三重に「ひと粒の真珠の森」誕生(その2)
横山での植樹を終え、次に英虞湾の海へと向かいました。今回のもう一つの目的は、英虞湾の干潟再生現場を見学することです。この一見美しいリアス海岸は、その入り組んだ形のために、外からの海水が混ざりにくく、海水の汚染が高まり、海の世界での「循環」がうまく機能しなくなってきたそうです。案内していただいた原条さんは、真珠養殖を営む現地の方。彼等はその危機感を身を持って感じ、何とかしなければ! という情熱で動き出したそうです。現在では産官学民が一体となって進めるプロジェクトになっています。失われた干潟を復活させることで海の生き物たちが集まり、生きていくためのお互いの関係が「循環」を生み出す。昔から自然の中で普通に行われていたことが、これほど力強く、また脆いバランスで保たれている。人間の知恵とは、こんな所で発揮されるべきなんだな…と感じました。この時期はちょうど真珠の浜上げ後で、養殖現場は見れませんでしたが、干潟ではカキやアサリ、カニなどの小さな生き物にたくさん出会いました。


2009/07/01(水)
会報「ひと粒の真珠から」vol.6 発刊
表紙には、かわいいつぼみが花を咲かそうと待っています。
そうです、来春に植樹が決定しました。今号では、三重県志摩市で行われる植樹や、真珠養殖の現場からの1通の手紙、真珠の街の18人が語った本などを紹介します。


2008/07/01(火)
会報「ひと粒の真珠から」vol.5 発刊
NPO「ひと粒の真珠」発足してから5年の小さな節目。試行錯誤の5年間でしたが、昨秋には愛媛県宇和島での植樹を行うことができました。その植樹体験や、念願の神戸パールミュージアムの誕生を会員のみなさまにお伝えします。


2007/11/27(火)
愛媛に「ひと粒の真珠の森」誕生(その1)
愛媛県宇和島―あこや真珠の養殖で有名な地域です。その養殖場の上流、雄大な山々に囲まれた山財ダム付近に植樹しました。現地の方によると、温暖化の影響でしょうか、ちょうどこの日に山々はいっせいに紅葉を始めたそうです。
現場は登るだけでも大変な急斜面。私たちもヘルメット姿で、片手には大きなスコップ、もう片方には苗を数本持って登らなければなりません。また、鹿が出てくる所なので、1本1本の木に食害を防ぐ保護カバーを同時にかけていきます。このような厳しい場所だったので、できるだけ多くの樹が育つようにという想いも込め、また愛媛県の真珠関係者の方々の参加もあり、400本の広葉樹を植えることができました。

また、今年は真円真珠が発明されてちょうど100年を迎えます。この記念すべき年に自然環境と向き合うきっかけができることは、とても意味深い植樹になりました。

●真円真珠発明100年
「真珠は丸いもの」と思われていますが、実は100年前の明治時代の日本で、真円真珠の養殖技術が確立されて今日の真珠になりました。半円養殖真珠(貝の内側に一体化した真珠)には成功していた御木本幸吉・西川藤吉・見瀬辰平らが特許申請。念願の真円あこや真珠誕生となりました。


2007/11/27(火)
愛媛に「ひと粒の真珠の森」誕生(その2)
ちょうどこの日、真珠貝を海から引き揚げて真珠を取り出す「浜揚げ」に立ち会えるとのこと。1年以上かけて育てられたあこや貝からどんな風に真珠が誕生するのか?山から海へと行ってみました。
深い緑色をした穏やかな宇和海。そこに浮かぶ筏から揚げられた貝は、すぐそばの小屋に運ばれて一つずつ人の手で開けられていきます。貝殻を開ける人、傷つけないように真珠を取り出す人など、小屋の中では分担作業をしながら活気にあふれていました。真珠を取り出す作業では、貝の中から何ともいえない柔らかい光沢のものが現れました。長い間、貝が大切に抱えてきた真珠です。
もちろん、一度開けられた貝は死んでしまいます。真珠はその命と引き換えに生まれてくるもの。真珠、そしてそれを身につけている私たちは、改めて自然の恩恵を受けている事を実感しました。


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